ネットワークインフラが必要不可欠な「社会インフラ」のひとつになるには
ネットワーク機器の老舗メーカー、アライドテレシス株式会社 グローバル・マーケティング総括本部、Global Product Marketing部 部長である松口氏と、ネットワーク環境整備を担う、株式会社コムネットシステム ICTソリューション事業部 部長、小倉が、次世代のネットワーク環境の新しい形について対談するこの連載。第2回目の今回は、進化を続けるネットワーク環境において、提供規模の大小に関わらず、真に「社会インフラ」となるために必要な考え方について語ります。
前回の連載では、ネットワークインフラの進化スピードと、これに対応する現場環境の乖離について取り上げました。アライドテレシス社の松口氏は、ネットワーク環境の進化はこれからも続いていくが、このままの提供形態では一部の恵まれた環境にある企業や、高い専門性を持つユーザーしかその恩恵を受けることができないのではないか、と疑問を呈します。例えば、豪邸であっても、小さな邸宅であっても、TVとその再生環境はほぼ同じであるように、ネットワークのレベルも同じであることが、ネットワークが真の「社会インフラ」足り得る条件であると、二人は口を揃えます。