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【第1回】アライドテレシス社と考える、ネットワーク機器 サブスクの可能性

ネットワークセキュリティ管理業務を担当する、渡辺氏 左、アライドテレシス社松⼝⽒、右、コムネットシステム社⼩倉

近年、インターネットを始めとする通信ネットワーク環境の発展は眼を見張るものがあります。しかし、ネットワーク環境の選択肢が増えるにつれ、機器の多様化・複雑化や導入コストの増加、環境を運用管理するスキルや知識の多様化・深化が必要となり、その運用管理はもちろん、導入負担も上がってしまっていることもまた、一側面です。

特に、良質なネットワーク環境を構築するためのネットワーク機器の進化・多様化に伴った交換・アップデートコストは、企業側の負担を増加させる要因でもあります。 とはいえ、テレワークの一般化、IoTの普及、クラウドサービスの利用が増加するにつれ、よりハイレベルなネットワーク機器や環境が必要となってきます。同時に、継続的な環境の維持をしていかなければならない、ということでもあるでしょう。

そんな、新しい社会インフラとなったネットワーク環境について、老舗のネットワーク機器メーカーであるアライドテレシス社と、店舗やオフィスをはじめ、大規模なイベントまで多種多様なネットワーク環境構築を担うコムネットシステム社が、これからのネットワーク需要を鑑みた、ネットワーク環境の可能性、展望について対談します。

今回から全3回を通じて、アライドテレシス株式会社 グローバル・マーケティング総括本部、Global Product Marketing部 部長である松口氏と、株式会社コムネットシステム ICTソリューション事業部 部長、小倉にて、ネットワーク環境の構築を担う両者が、各々の知見から、次世代のネットワークの可能性を探ります。


今回第1回では、それぞれの立場から、現在、顕在化しているさまざまな課題、問題点について紐解きます。

小倉
「昨今、ネットワーク機器に絡む事情は、かなりのスピードで進化していますよね」
松口氏
「そうですね。製品のライフサイクルが非常に早くなっていることは、事実だと思います」
小倉
「新しい製品がどんどん出てくると、我々のような環境構築の提供側もついていくのが大変です(笑)」
松口氏
「そうですよね(笑)。とはいえ、たとえば弊社(アライドテレシス社)の製品などは、基準として20年程度の継続稼働はできるものとして設計されています。
よって、技術の進捗に合わせて、必ず刷新していかなければならない、というわけではないんです」
小倉
「長年の安定性は老舗ならでは、ですね。でも、実際には毎年、多くの新製品が出ていますよね」
松口氏
「それはメーカーですから(笑)。より良いネットワークインフラを利用して頂くために、それらを担うネットワーク機器の技術も刷新していかなくてはなりません。 一方で、それらを運用管理するユーザー側の負担や課題というところも実際にあると思います」
小倉
「確かに、環境整備に敏感な会社や担当者からみると、より良い製品を利用したいけれど、現状の環境の運用から移行する負担や導入コストといったところは気になるところかもしれません」
松口氏
「そうなんです。アライドテレシス社では、AMFという製品でネットワーク管理を一元化できたり、VISTA MANAGERという、それをGUI(可視化)できるものがあったりと、ネットワーク管理そのものは、昔に比べてかなり扱いやすくなっています。
その反面、やはり導入するコストといったところは、ハードウェアだからこそ、大きな負担に感じてしまうユーザーも多くいっらしゃるかと思います」

アライドテレシス社が提供するネットワーク機器について語る松口氏 アライドテレシス社が提供するネットワーク機器について語る松口氏

両氏の語る内容は、ネットワーク環境を支える技術の進化の恩恵を享受したいと思いつつ、様々なハードルがあるゆえに一筋縄ではいかないという、現場の苦悩そのものです。やはりビジネスを安定、継続的に向上させていくためには、それらを支えるリッチネットワークの維持・最適な運用が不可欠です。環境を維持・向上するために、自社のネットワーク環境を把握し、適切な機器のリプレイスやアップデートを行っていくことは、欠かせません。またこれらを実現するためには、最新の技術をキャッチアップし、利用状況に合わせて適用していくことが重要です。こうした対応にかかる人的かつ費用的なコストや担当者への負荷はどうしても高くなり、実施に至りづらい側面があるのでしょう。

このように、高速・安定のネットワーク環境へのニーズは日々に高まるものの、その実現・維持を担う情報システム部門は、どの企業も少数精鋭での運用であり、かつ社内からの業務への理解も得られづらい状況にあることがその実態です。需要と供給が追いついていない現状を、メーカーと環境構築をそれぞれ担う両社がどのように捉え、そして、どのように取り組んでいくのか、次回はその方向性を探っていくことにしましょう。


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